今までに経験のないパンデミックにおけるアーティスト・イン・レジデンス。ふたりはどう感じているのでしょうか?成果発表を前に、アーティストのふたりにきいてみました。
マリット:コロナのことだけでなく、オンラインということで、予測がつかない部分もたくさんありました。今回は私のダンス・カンパニーからリンネアと協力するという形で、ワークショップを行いました。
伝統的な織物以外の作業も含めて、参加者の方は自由にとらえてくださったと思います。例えば普段聞いている曲や、昔目指していた職業など、いろいろ有機的な会話が生まれました。
また「ホッとする場所であった」という感想をいただいて、今できないと思われていることを、動きとして身体的にどう表現していくのか、2月の発表までの間にリンネアと創造的な時間を持ちたいと思っています。
モーガン:年末から英国がまたロックダウンになって状況も厳しいなかで、教えている大学のほうも忙しくなりました。
でも皆さんから送られてきている動画に目を通し、自分の頭の中で組み立てたり作業を続けています。
雪などの、おそらく札幌の人にとってはありふれたことでも、私の目にはとても新鮮に映ります。
撮影されたものを見ながら、自分の作り方も変わり、映画につける音楽を作ったりしています。2月の制作発表会で、完成とはいかなくても、少しお見せしたいなと思っています。
成果発表は、2月13日の予定です!お誘い合わせの上お越しください。
令和2年度 「集合のダイアログ」S-AIR Exchange Programme
[主催] 特定非営利活動法人S-AIR
[助成] 令和2年度 文化庁 アーティスト・イン・レジデンス活動支援事業
公益財団法人 北海道文化財団 公益財団法人 小笠原敏晶記念財団
[企画協力] なえぼのアートスタジオ
北海道教育大学岩見沢校 アートプロジェクト研究室