かつて江戸時代から明治初期にかけて日本の経済に大きな影響を与えたといわれる北前船。北海道も石川県も北前船ゆかりの地であり、経済交流と共に文化交流も始まっていたと思われる。
「AIR北前船」では、その一歩を、もっとも深刻な被害を受けた地域のひとつ、石川県珠洲市と北海道札幌にある拠点に結び、ゆっくりと取り組む現代の文化交流プロジェクトである。
開催概要
◼️日時:10月13日(日)17−19時 (対面+オンライン)
◼️会場:(対面は二拠点会場)
・北海道・なえぼのアートスタジオ(北海道札幌市中央区北2条東15丁目26)
・石川県:ガクソー金沢支店 待合室 (石川県金沢市長町一丁目6-11)
・オンライン
◼️パネラー:新谷健太(アーティスト 珠洲→札幌)
鷲尾幸輝(アーティスト 札幌→珠洲)
進行:柴田 尚(企画:NPO法人S-AIR代表)
⚫️主催:申し込み:info@s-air.org NPO法人S-AIR http://www.s-air.org
共催:一般社団法人 仮( )-karikakko-
協力:なえぼのアートスタジオ(札幌市)
北海道教育大学 芸術・スポーツビジネス専攻 アートプロジェクト研究室(岩見沢市)
助成:公益財団法人 小笠原敏晶記念財団 令和 6 年能登半島地震 緊急助成(現代美術・伝統工芸分野)
◼️当日の流れ
17:00 報告会開始
- 主催者挨拶(NPO法人S-AIR代表)
・企画のきっかけと本日までの経緯
・現在の珠洲市・能登半島の状況
- 作家活動報告
・新谷健太さん活動報告+質疑応答:珠洲→札幌7/24-8/3(11日間)
・鷲尾幸輝さん活動報告+質疑応答:札幌→珠洲 8/7-8/20(14日間)
- ディスカッション
・全体の質疑応答、今後についてなど
出演者プロフィール
新谷健太
1991年 北海道北見市生まれ。2015年金沢美術工芸大学油画専攻卒業。アーティストランスペ―ス「芸宿」の運営と制作活動。2017年、楓 大海と共に石川県珠洲市に移住し、アートコレクティブ「仮()- かりかっこ-」始動。2018年から現在、宿泊施設や飲食コミュニティスペースの開業、教育NPO法人の設立など。現在、「場所と状況を整え続けるケアのメディウムとしての身体」をテーマに制作活動。プロジェクトのコーディネーションとコミュニティマネジメントに取り組む。
鷲尾幸輝
1997年 北海道札幌市生まれ。スキャニングやクロマキーなどの技術を使用し、身体の輪郭をなぞるようなアプローチによって、器としての身体と自己との繋がりについて考えている。主な展覧会に、「made and seek」(PARCO/札幌/2023)、「Rimokon リモコン」(Artothek, PLATFORM/ドイツ,ミュンヘン/2022)、「メランコリック日常」(Artas Gallery/福岡/2022)、など。また2021年に共同アートスタジオ0地点を創設。