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クロスセクション: 考古学とアート

北海道からユーラシア大陸を挟んで、北海と大西洋の境界に位置するイギリスのオークニー諸島には、縄文時代と重なる新石器時代の遺跡群が残っています。スコットランドといえばケルト文化を思い起こす人も多いのではないでしょうか。オークニー諸島は、15世紀までノルウェーの支配下に置かれていたため、ヴァイキング(ノース)文化が根強く残り、第一次・第二次世界大戦中にはイギリス海軍の拠点となったことから、多くの近代遺産もみられます。

現在オークニー諸島では牧畜などの農業が主な産業ですが、風力や海洋資源などエネルギー自給率130%と再生可能エネルギー分野でも先進的な地域です。独特な風景や環境の中に先史時代の遺跡が点在し、アーティストなど多くの人を惹きつけます。

本プログラムでは、オークニー諸島で「現代アートと考古学」の修士課程プログラムを立ち上げた考古学者のアントニア・トーマス氏を招へいし、講演やフィールド調査などを実施します。


「クロスセクション: アートと考古学」
主催 NPO法人S-AIR(エスエア)
協力 なえぼのアートスタジオ、さっぽろ天神山アートスタジオ
助成 グレイトブリテン・ササカワ財団